こどもの肌にはできるだけ無垢なものを、という願いから オーガニックコットンのブランドApple of my eyeを作りました。
2007年に長男を出産しました。生まれたばかりの頃は、夜中に3回も4回もおむつを替えるんですね。睡眠不足でもうろうとしながら、ロンパースのスナップを外したり留めたりする。そんなちょっとしたことがとても面倒で…何か少しでも楽できるいいベビー服はないものかと思っていました。そんなとき、ある素材に出合ったんです。
それは接結と呼ばれるもので、表と裏の二枚の織り地が細かい穴で接着されていて、通気性がよく、また生地の間に空気を含むから、夏は涼しく冬は暖かいという素材。またなによりその気持ちよさといったら！この素敵な素材を使って、ベビー服を作りたいと思いました。そして、パンツから裾が出ないように、一般的なベビー服よりも丈が長く、おしりまですっぽり覆うスナップいらずのTシャツを作ってもらいました。
そんな経験から、子どもにはできるだけ無垢なものを身につけてほしい、そして子どもも親も気持ちよくなれる本当にほしい子ども服を作ろうと生まれたのがApple of my eyeです。
こだわっているのはまず素材です。栽培の過程で農薬を使わず、化学染料も使わないオーガニックコットンであるのはもちろん、フェアトレードで、できるだけ環境に負荷を与えないものを探しました。こどもはなんでも口に入れるものですが、お口に入れてクチュクチュしても心配のいらない素材です。
いちばん最初に作ったのはベビー用パーカーでした。まず自分のこどもに着せて、抱っこしてみたら、ものすごくやわらかく気持ちよくて、思わず頬ずりしたほど。着ているこどもも心地よければ、育てている母親も気持よい、母子ともにストレスのないベビー服が出来上がり、とてもうれしかったことを覚えています。
デザイン的にも日本のオーガニックコットンというとベージュやグリーンなど渋めな色が多いのですが、Apple of my eyeでは茜や藍などの天然染料を使って、オトナでも欲しいなと思える色やカタチを追求。これからはもっとポップな色使いにも挑戦したいと思っています。
「かけがえのないあなた」に贈る ちょっとした気遣いこそ最高のギフト
ベビー服や肌着はこどもが一番最初に触れるものですから、なるべく無垢なものを選びたいなと思っています。肌に触れるものがアレルギーを誘発するということもありえますので、3歳くらいまではとくに気をつかってあげたいですね。
いま、わたしの周囲のママたちを見ていても、みなさん、おこさんが口にいれる食べ物についてはとても敏感に気にされているけれど、お洋服についてはまだまだそれほど気にしていない印象。すべての衣類をオーガニックコットンで統一しなくてもいいと思いますが、パジャマや肌着だけでも変えてみれば、母子ともにストレスがずいぶん軽減されるのではないでしょうか。
これは衣類に限った話ではありませんが、こどもが幼いころのちょっとした気遣いがそのこどもたちの10年先、20年先に影響すると思っています。実際の効果うんぬんよりも、そうやって大切に思い、思われたその関係性が心に影響を与えるというのかな。その関係性をこどもや、そのママたちに贈るのは最高のプレゼントではないでしょうか。Apple of my eyeがギフト品としても大きく支持されているのはそんな理由もあるのだと思います。そのモノそのものだけではなく、「あなたが大切」という想いを乗せているモノだから。そういえばApple of my eyeというブランド名は「（目の中に入れてもいたくないほどかわいい）かけがえのないもの」という意味を持っているんです。Apple of my eyeの服を着て育ったこどもたちが、ママや周囲の人たちからの大きな愛に気づいてくれるのももうすぐでしょうか？ その日が楽しみです。
For Giftギフトをお探しのあなたへ
WHY ORGANIC COTTONなぜいまオーガニックコットン
Apple of my eyeの商品は、インドのオーガニック認証を取得したコットンを100％使用し、
日本で生地を製作しています。縫い糸・衿ネームや補強用の素材にもオーガニックコットンを使用し、
染めやプリントは豊富なカラーバリエーションから選択できるように金属を含まない化学染料を使用しています。
下処理剤にもこだわり、オーガニック洗剤を使用。柔軟剤も使用せず、生地で染めるよりも、
水・染料・エネルギーが少なく済む製品染めです。
これは、加工場で働く方々がマスクやゴム手袋も不要なほど健康面で負担をかけず、
環境に配慮した、こだわりの生産方法です。
農家の方々が農薬や化学肥料を使用せずに作った農作物であるオーガニックコットンを、
私たちの出来るかぎりの配慮でやさしいものづくりをした結果、とても肌触りのいい商品に仕上がりました。
