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アロマとは

これまで日常の中で合成の香りや薬品の香りでも「いい香り」と思い、「体にもいい」などと謳うものならすぐにでも購入し、利用してきました。
なんとなくその科学的な香りに、リラックスしたような気分になり、肌荒れの時などはすぐに効果があるものが良いものだと考えてきました。
しかしそれは本当に安心なものなのでしょうか。

最近はテレビや雑誌などでも「アロマ」という言葉をよく耳にする機会が増えているように感じます。ほとんどの方は「アロマ」という言葉に、安心で安全・好意的なイメージを持たれていると思います。

ところで、いったい「アロマ」って何なのでしょう?
そしてどんな風に良いものなのでしょう?
いつも私たちにお知恵をくださり、これらを監修していただいているアロマセラピストの小山先生にお話を伺いました。

Qアロマっていったい何ですか?
アロマとは「芳香」という意味です。
化学技術が進歩した現在、非常に多くの種類の香りが存在します。
化粧品、日用品だけではなく、食べ物にも香りがついています。
香りには天然香料と合成香料があります。
天然香料とは、植物と動物から取り出したもの、合成香料は化学合成したものです。

たくさんの香りの中で、自然の植物から100%香りの成分のみを、主に水蒸気蒸留法で集めた油溶性の液体をエッセンシャルオイル(精油)と呼び、これがみなさまもよくご存知のアロマテラピーに使用されます。
アロマテラピーでは、動物由来と化学合成した香料は使用しません。
海外ではアロマテラピーが医療として認知されている国もあるのです。
Qアロマって何が良いのですか?
香りの刺激は鼻腔から直接、脳に伝わります。
また、香りは情緒や感情に作用するとともに、自律神経の働きまでを左右し、
心地よい香りは、心を落ち着かせるだけでなく、体内の免疫力を活性化させる働きもあるといわれています。

動物と違い、その場から動くことの出来ない植物は生育地の気候や土壌などで子孫を絶やさぬよう、自分自身を守るように様々な条件に適合した成分を生み出しました。
植物から香りの成分だけを全て取り出すことによって、植物が生きていくうえで必要なもの、生み出したものは種を超えて人間に効くことが分かったのです。
植物から抽出されたエッセンシャルオイルは多成分なので、色々な症状に対し人間本来の健康体に向けて微調整を行い、いつも元の状態へと改善、回復させてくれるのです。
中には害になるような危険な成分もあります。
しかし、植物が生み出した芳香成分のチームワークで、身体への侵襲性は低いと考えます。

エッセンシャルオイルを正しい方法で使用することにより、化学的に作り出された薬品と異なる効果が期待できるのです。
アロマの力を借りて、環境のわずかな変化にも対応し、健康を保つことができるのです。
Qアロマを使うことできれいになれますか?
自然の植物が持っているエネルギーを与えてもらうことで、人間が持っている本来の能力を活性化させてくれます。
どんな薬品を使っても人間の老化現象は止めることはできません。
しかしエッセンシャルオイル(精油)を使用することでそのスピードを遅く、老化へ向かう波を緩やかなものにしてくれるのです。

「グレープフルーツ」の香りで痩せるというのを覚えていますか?
グレープフルーツの香りを嗅いだり、直接体に塗布することで交感神経が活性化し、
運動をした時のような状態にしてくれると言われています。
運動をすると、細胞内のミトコンドリアの数が増えます。
増えることにより代謝がよりアップし、運動をせずとも脂肪細胞を燃焼する力が高まります。

ただここでひとつ注意してください!
グレープフルーツをまるごと食べても効果は得られませんし、香りを嗅いでも食べすぎたりしては全く意味がありません。
適度な運動と食生活がそうさせ、香り成分がわたしたちの細胞を微調整してくれているのですから。

「アロマとは?」というテーマでお話を伺いましたが、お話を聞く前までは香りがこんなに人の体や心に影響があるとは考えたことはありませんでした。
植物の香りはどんなに化学技術が進歩しても、完全なる模倣品は作り出せないと言われています。
本物の植物の力には敵わないと小山さんは言います。

日常生活の中で多くの人たちがストレスを蓄積し、癒しを求めています。
本当の癒しを感じたいならぜひアロマの力を借りてください。
アロマによって、リフレッシュやリラックスできます。
アロマによって、体の中からバランスを調整してくれます。
アロマによって、健康増進が図れます。
アロマによって、人はきれいになれるのです。

アロマはわたしたちの生活の中に今こそ必要なものになってくることでしょう。
w&fwでは今後も小山先生の監修のもと、安心・安全な製品の開発を行い、皆様にご紹介してまいります。